マーケティングでもう悩まない ProSession

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調査歴約20年。顧客に寄り添い、次のアクションにつながるアウトプットを大事に

更新日: 2022.11.20

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マーケティングの悩みに1週間プロが伴走するプラットフォームサービス「ProSession(プロセッション)」では多くの専門家が活躍しています。この記事では、ProSessionに投稿されるマーケティングに関する質問のうち、調査・リサーチに関する質問に多数回答しているリサーチコンサルタントの永野路子さんを紹介します。

プロフィール

大学卒業後、大手精密機器メーカーに就職し、新規事業の開発を行う部門に配属され、同部門のリサーチ業務を担当。同社では出産、育休を経て17年活躍。2020年4月にソフトウェア開発会社に転職し、顧客調査などに従事する。2022年1月よりProSessionのコンサルタントとして参画。

現職企業からの勧めもあり副業に挑戦

まずProSessionでコンサルタントとして活躍することになった経緯を教えてください。

現在勤めている会社では社員の副業を推進しているのですが、この会社に転職して2年が経ち仕事にも慣れてきましたので、年末年始休暇の間に私も情報収集してみようかなと思い、昨年末に副業を探し始めました。

副業案件が探せるサイトなどをいろいろ見ている中で、見つけたのがProSessionを提供するグローバル・カルテット。会社の方針やビジョンに共感し、サイト経由で応募をさせていただいたのがProSessionに参画するきっかけになりました。代表の城さんとの面接の中でProSessionを教えていただき、副業に繋がればということでコンサルタントとしての活動を勧めていただきました。

ProSessionでは具体的にどのような活動をしていますか?

ProSessionにはマーケティングや新規事業を中心に非常に多岐に渡ったビジネスに関する悩みが寄せられていますが、私はその質問や疑問に回答するコンサルタントの1人として活動をしています。

ユーザーからの質問や悩みは初歩的なことから専門的なものまで、あらゆる業界・職種で実にさまざまですが、私は本業でマーケティング系のリサーチ経験が長いので、その領域に関する質問に回答させていただくことが多いですね。

手法は異なれど新卒からリサーチひとすじ。副業では異業種へ幅を広げたい

リサーチが本業なんですね。もう少し詳しくこれまでのご経験や得意領域について教えていただけますか。

新卒で入社したのは精密機器メーカーでした。その会社で「デザインリサーチ」を行う部門に配属され、長くその仕事をしていました。

「デザイン」というのはいわゆる製品やサービスの視覚的なデザインだけでなく、新しい商品やサービス、プロダクトを開発(デザイン)することがミッションの組織。その中で私は新しいサービス、プロダクトを開発するための「リサーチ」を担当していました。

すでにあるサービスのユーザー調査ではなく、これから開発する新規事業のためのリサーチですので、顕在化していない、ユーザーの潜在的なニーズを探る「探索型のリサーチ」ですね。まだターゲットも明確になっていない、可能性のありそうな新しいビジネスの「種」を見つけるため、行動観察をしたり、インタビューを行ったり、定性的な調査が中心でした。

新規事業のためのデザインリサーチとは、とても専門的かつやりがいを感じることができそうな仕事ですが、転職のきっかけは何だったのでしょうか?

新卒から勤めていた企業は大企業で歴史もある会社でした。だからこそのやりがいはありましたが、大企業ならではの厳格なルールや仕組みがありました。柔軟かつスピード感のある組織で新しい仕事に挑戦してみたいと思ったのがきっかけでした。まず、3ヶ月だけ転職活動してみようと思い、もし決まれば転職すればいいし、決まらなければ転職はやめようと思っていたんですが、ご縁あって現在の会社に決まったので転職することにしました。

今の会社でもリサーチを行なっていますが、法人顧客へのアンケートなど定量調査がメインで、前職とは手法の異なる調査を行なっています。

2社でリサーチのご経験があるということですが、副業でもリサーチ関連の仕事を探していたのでしょうか?

これまでリサーチひとすじできましたが、特に現職では手法や業界が限定的なため、普段関わらない業界というか、リサーチの幅を広げたいという思いもあって副業を探しました。リサーチを通してユーザーのことを考えるのが好きなので、リサーチは得意領域だと思っています。
ProSessionでも、これまでの経験領域である調査の企画や仮説設定などについてのご質問に積極的に回答させていただいています。

依頼してくれた人に寄り添った仕事。次のアクションにつながるアウトプットを

仕事をする上で大切にしていること、こだわりなどあれば教えてください。

事業会社2社のインハウスリサーチャーとして仕事をしていて、共通して大切にしているのは「自分に調査を依頼した人=クライアント」ということです。調査を依頼するのも同じ会社の社員ではありますが、その人をクライアントだと思い、身近なクライアントに寄り添ってリサーチ業務にあたりたいと常々思っています。

1社目のデザイン部門でいうと、新規事業を開発するデザイナーたちは事業やサービスができればそれが成果物になりますが、私の担当していたリサーチはデザインするためのリサーチであり、その成果が曖昧です。調査結果を報告書というかたちでアウトプットはするものの、そのリサーチがあったから開発できたサービスなのかどうかは分からないからです。私のリサーチは本当に必要だったのか、サービス開発の役に立ったのか、その存在意義については新卒の頃からすごく強く意識していました。

結果的に、調査を依頼してくれた人に「一緒にやれてよかった」「役立った」と思ってもらえることが大事なんだということにいきついていますが、「次一緒にやりましょう」と相手にそう感じてもらえるようにと、いつも考えています。

相手に寄り添うという姿勢は、ProSessionでの回答でも生かされているように感じます。「役に立った」と思ってもらえるように具体的にはどのようなことをしていますか?

リサーチでよくありがちな依頼が「裏付けの数字だけ欲しい」というもの。それも依頼ですし、どうしても必要ならやるんですが、リサーチャーとしてはその数字のみにはあまり意味ないと思っています。

例えば「満足度を数字で欲しい」と言われればその数字が取れるようにしますが、それだけだとただ数字を出して終わり。高い満足度で終わりにするのではなく、不満足を細かく分析することでサービス改善などに役立てたいと考えるのがリサーチャーです。次のアクションの方向性を決めるための調査にすることがリサーチ部門のミッションであり、個人的にも大事にしているポイントです。

ProSessionでもユーザーからの質問や疑問にただ答えを提示するだけでなく、その先のアクションにつなげていただけるような回答を心がけています。

悩みを解決するだけでなく、さまざまなプロ人材とのつながれる場へ

最後に、これからProSessionで挑戦したいこと、ProSessionに期待していることなどあれば教えてください。

ProSessionを通じて自分の携わったことない業界の仕事ができたらいいなと思います。私は長く精密機器メーカーなどの業界にいたので、グローバル・カルテットの得意領域でもあるヘルスケアや消費財などに関わったことがないので特に興味深いですね。ユーザーのお悩みや相談にお答えすることでその先でも必要とされる存在になれたらと考えています。

また、ProSessionには回答するコンサルタントの皆さんも非常に経験や知識が豊富な方がたくさんいます。回答を読んでいるだけでとても勉強になるんです。事業会社で経験を積んだ私とは違って、コンサルティングファームをご経験の方は回答内容やその伝え方がロジカルで、非常にわかりやすく、さすがだなと思います。質問を投稿いただくユーザーの皆さんとの出会いはもちろんのこと、このようなプロのコンサルの皆さんと繋がれる場としても活用できそうだなと思っています。

質問をする人から回答をする人へといった、どちらかからの一方通行のコミュニケーションにとどまらず、役割を越えて交流できるプラットフォームになっていけば、より刺激的なビジネス発展の場になる気がします。私も参加する1人として積極的に盛り上げていけたらと思っています。


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