マーケティングの悩みに1週間プロが伴走するプラットフォームサービス「ProSession(プロセッション)」では多くの専門家が活躍しています。この記事では、人事コンサルタント・リサーチャーで、EYストラテジー・アンド・コンサルティングから独立して間もない浅井まどかさんを紹介します。
目次
プロフィール
青山学院大学文学部英米文学科卒業後、コンサルティング業界のBig4のひとつ、EYストラテジー・アンド・コンサルティングに新卒入社し、以来、一貫して人事畑において人事コンサルタント・リサーチャーとして活動。
2022年9月に独立後は、コンサルティングファームや事業会社の人事部門、リサーチ会社などの人事領域におけるコンサルティングや実務含め、上流~下流まで包括的な支援をしている。また、コンサルティングやリサーチだけでなく、執筆や翻訳なども手掛ける。
「人が好きだから」選択した人事領域
―新卒から一貫して人事領域とのことですが、担当することになったきっかけを教えてください。
人事領域は当初から私自身の希望でした。EYの人事セクターである、People Advisory Services(通称PAS)のプロジェクトにアサインしてほしいと、入社した時から言い続けていたため、最初のプロジェクトから関わることができました。
なぜ人事領域なのかというと、シンプルに「人が好きだから」。コンサルタントといっても領域は広くさまざまですが、私は“人”に関わりたい、“人”をサポートしたいという気持ちが強くあり、“人” にフォーカスした戦略を考えるコンサルタントになりたいと思っていました。
その後、リサーチ専門チームであるIntelligence Unitに異動し、PASセクターのリサーチの専任担当になりました。ここでは、タレントマネジメントやシステムなど、さまざまな人事領域のリサーチの経験を積むことができました。
EYという会社、またそこでの仕事は大好きだったんですが、2023年8月にスイスに引っ越すことが決まりました。
スイスに行ってもキャリアを継続したいという思いが第一にありましたが、引っ越してから正社員を継続するのはどうしても難しく、フリーランスとして活動するほうが良いなと考えるようになりました。
引っ越すまでの1年ほどでフリーランスとしての基盤を整えたいと思い、2022年9月に独立しました。
初期段階の悩みに応えたいという思いから参画
−そのような経緯で独立してからProSessionに登録されたんですね。
そうですね。独立してから特に感じるようになったのが、プロジェクトに入る前の初期段階で悩みや疑問を持つ方が非常に多いという課題です。
例えば、「方向性のみアドバイスが欲しい」「そもそも誰に頼れば良いか分からない」といったお悩みですね。
このような初期の悩みに対して、どうすれば力になれるか、より多くの人にどうやってリーチできるだろうかということを考え、こういった悩みや疑問を持つ方々が集まるプラットフォームにジョインするという手段を思いつきました。
ネット検索などでさまざまなプラットフォームをリサーチする中で見つけたのがProSessionでした。
コンサルタントが集まるプラットフォームは他にも多くありますが、ProSessionは各インダストリーのエキスパートが在籍していて、回答のレベルも非常に高いのが印象的でした。
さらにナレッジ共有から案件化も期待できる仕組みにもなっているため、ProSessionへの登録を決めました。
−ProSessionでは具体的にどのような活動をしていますか。
オープンスレッド(公開での相談)での回答はしていませんが、ダイレクトメッセージでのご相談への回答や時間単位のスポットコンサルのような対応をさせていただいています。というのも、人事領域というのは機密性が非常に高く、うオープンの場で質問がしにくい特徴があるからです。
もちろん、私もコンサルティングファームに在籍していた時に人事領域以外のプロジェクト経験もありますので、そこで得たジェネラルナレッジや経験から、オープンスレッドで現状多く寄せられている質問にも回答できるとは思いますが、その領域のエキスパートがProSessionには多く在籍し、専門性の高い回答をしていますので、私は回答を控えています。
今後もオープンスレッドではあまり投稿ができないかもしれませんが、私だからこその付加価値の提供できる人事領域の回答を中心に対応させていただければと考えています。
「知識・専門性×人脈」でフリーコンサルとして最強になれるのもProSessionの魅力
−現時点でProSessionの良いと感じる点、ジョインして良かったと思うことはありますか。
私から見てProSessionの良い点、入って良かったと思うことは大きく3つあります。
まず、他の回答者の回答内容がコンサルタントとしても参考になるという点です。
各インダストリーに精通したスペシャリストがそれぞれの質問に非常に丁寧に回答しているため、自分が回答していない質問でもそういった他の方々の回答内容を見ることで、他領域に対する自身のナレッジ拡張ができ、非常に参考になります。
次に質問の回答をする際にナレッジのアップデートができるということです。
回答をする時に私の回答内容が「最新の事例やデータを基にしているか?」を考慮し、回答内容の妥当性や品質を担保するためリサーチなどを行うだろうと思います。
つまり、回答する側も回答するたびに自身のナレッジのアップデートができるので、質問者と回答者の両者にとって良い、一石二鳥の仕組みだと考えます。
そして最後に、コラボレーションの場になることが期待できる点です。
質問に回答するだけでなく、そこから実際の案件化など協働に繋がる可能性もあるため、幅広いコラボレーション、人脈構築が可能という意味でフリーランスとしてとても期待できるプラットフォームだと思います。
コンサルにとって一番の武器は知識や専門性ですが、会社員から独立するとまず人脈構築がハードルになります。
「知識・専門性×人脈」という掛け算でフリーコンサルタントとして最強になれるのもProSessionの魅力のひとつです。
コンサルの副業が解禁になれば最大の活躍の場に。
−最後にProSessionへの期待などあれば教えてください。
コンサル業界は提供しているサービスの性質上、規制が厳しく、株投資や副業などが禁止されている会社がほとんどです。
コンサルティング業務はその能力さえあれば個人でも仕事は比較的やりやすいと思いますが、会社に所属しているとパラレルに活躍することが現状は難しいのが実態なんです。ただ、コンサルティングファームの中には副業を解禁する動きもあるようで、今後は少しずつ状況に変化がありそうだなと感じています。
とはいえ、解禁されたからといってすぐに副業をするかというと、そこはかなり慎重なコンサルタントが多いのではないかと個人的には思っています。
副業してまで携わるべきプロジェクトなのか、リスクはないかなど、コンサルタントだけに副業のメリットデメリットを十分に考慮するでしょう。
そもそも本業がとても忙しいので、他のプロジェクトにコミットするにも限界があるとも思います。
コンサル案件を紹介してくれるプラットフォームやサービスはたくさんありますが、まったく関わったことのないクライアントの新規プロジェクトにいきなりアサインされるのはリスクや負担に考えるコンサルタントが多いのではないかと考えています。
その点、ProSessionはそんなコンサルタントにとって最適なプラットフォームです。
悩みに回答することから始まりますので、そこまでに時間も要さないですし、心理的負担もなく、とても気軽です。
質問を通じて、質問者の置かれている立場や不安なども理解でき、逆に質問者の方には回答を通じてコンサルタントの能力のみならず人柄なども理解いただけるのではないかと思います。双方にとって間違いのない、健全な出会いの場になりますよね。
これからコンサルの副業解禁が進めば、より多くのコンサルタントが個人で手軽に始められる活躍の場として完璧なプラットフォームになるのではないでしょうか。近い未来にそうなるだろうことを期待しています。
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